GigaCC

「自社利用だけでなく、お客様にも自信を持って提供できるファイル転送サービスとして、GigaCC ASPを選びました」

ネオス株式会社

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ネオス株式会社

先進技術とコンテンツサービスの融合により新たな価値を創造する総合ITソリューションカンパニー、ネオス株式会社(以下、ネオス)。同社では、自社における利用だけでなく、顧客へと紹介できるサービスという厳しい要件のもと、ファイル転送サービスとしてGigaCC ASP(以下、GigaCC)を選定した。その背景と採用のポイントについて、経営管理部 担当部長 山﨑 靖子氏(写真中央)、同部 サブリーダー 栗原 祐介氏(写真右)、同部 上原 陽明氏(写真左)に詳しく伺った。

住所 東京都千代田区神田須田町1丁目23-1 住友不動産神田ビル2号館10F
代表者 代表取締役社長 池田昌史
資本金 1,413,983千円 (2017年8月末現在)
事業内容 エンタープライズソリューション事業、テクノロジープラットフォーム事業、コンテンツサービス事業 ホームページ https://www.neoscorp.jp/

コンテンツビジネスに必要な大容量データのセキュアな送受信にGigaCCを利用

GigaCCの利用状況について教えてください。
これまで当社ではファイル転送サービスを開発し、自社で利用すると共にお客様にも提供してきました。今回、同サービスの終了にともないGigaCCを導入しました。

また、同サービスをご利用いただいておりましたお客様には、代替のサービスとしてGigaCCをご案内しており、すでに数社でご利用を開始いただいております。

お客様でのご利用状況はお話しできませんが、当社においては主に大容量のファイルを取引先とやり取りするために利用しており、すべての社員が利用できるようにしています。

主にどのような業務で、どのような種類のファイルを送受信することが多いのでしょうか。

当社ではモバイル業界黎明期からコンテンツビジネスやWebサービスに注力しており、スマートデバイスの爆発的普及にともない同ビジネスはより大規模なソリューションサービスへと急拡大しています。そのため、コンテンツの制作に必要な静止画や音声、動画といった大容量データを、取引先や制作会社と頻繁にやり取りしており、その機会は一般的な企業よりも多いかもしれません。

取引先は、例えば日本を代表するコンテンツプロバイダーの場合、厳格な版権の管理が求められるキャラクタ関連のデータや、発表前のコンテンツなども日常的に取り扱いますので、情報の漏えいを防ぐための手立ては必須となります。

自社利用のみならず、顧客への紹介するサービスとして選定

GigaCCを導入した経緯を教えてください。
おかげさまで当社の事業は順調に推移していますが、変化の速いIT市場においては、既存ビジネスの価値を最大化していくと同時に、先進的な取り組みへと注力していかなければ生き残っていけません。

一方、人材不足が深刻化している状況下では、事業の集中と選択が必要で、ファイル転送サービスに関しては自社で開発・運用を継続するよりも、優れた専門サービスを利用・提供した方がメリットが大きいと判断しました。

そのため、ファイル転送サービスの選定にあたっては、自社利用の視点だけでなく、お客様に自信を持って紹介でき、安心してご利用いただける品質や機能を兼ね備えていることを重視しました。

特に使い勝手に関しては、利用者に負担がかかると業務効率を落としてしまうことになり、無料ファイル転送サービスの利用につながる恐れがあります。その結果、取引先から不信感を抱かせてしまったり、情報漏えいにつながるようなインシデントが発生しても、対応が後手に回ってしまうような状況になってしまいます。そのため、具体的には次のようなポイントを要件に、サービスの選定を実施しました。

  • だれでも簡単に使える使い勝手の良さ(送受信ともに)
  • 受信者の事前登録有無
  • 返信の可否(相手先からの送信)
  • 受信状況確認の可否
  • パスワード設定の可否
  • データ受取(ダウンロード)回数制限の可否
  • データの自動削除と保管期間設定の可否
  • 通信の暗号化など基本的なセキュリティ機能
  • サポート体制
  • サービスの稼働実績および信頼性
  • 提供会社の信頼性

操作性、機能、実績、信頼性を高く評価

GigaCCを採用した理由を教えてください。

販売戦略的な面は営業担当が、機能要件などは技術担当がそれぞれ検討・確認しました。採用を決めた主なポイントは次の通りです。

【選定理由1】優れた使い勝手
メールライクなインターフェイスで使いやすく、これまで利用してきたサービスとも似ている部分もあるので、移行の際に、利用者への負担も少ないと考えました。管理者画面も使いやすく、運用管理の負荷もかからないと判断しました。

【選定理由2】きめの細やかな使い方が可能
機能面では、受信側での事前登録なども不要で、返信も容易。受取回数制限や保管(自動削除)の期間、利用者ごとの利用容量の制限なども設定できるなど、純国産クラウドサービスならではのきめの細やかな使い方ができるので、当社の要件にも適合しているだけでなく、様々な企業の要望に対しても柔軟な使い方ができると判断しました。

【選定理由3】高い信頼性
基本的なセキュリティ要件を満たしているだけでなく、次のようなポイントからサービスとしての信頼性と提供ベンダーの信頼性も高いと判断しました。

  • ベンダー別売上金額およびシェアで4年連続No.1(GigaCC ASP/OFFICE、2013年~2016年)を獲得している。
  • 大企業をはじめ、様々な企業で利用され続けているので信頼性が高い。
  • 自社開発によるクラウドサービスである。
  • サポートのレベルが高く、対応も迅速である。
  • 長年にわたりファイルの転送・保管サービスを提供し続けており、実績とノウハウが豊富である。

【選定理由4】販売サポート
当社のお客様へとサービスを紹介・提供する際の販売・技術サポートに関しても、協力的な姿勢を示してもらえたことも重要なポイントでした。

無料サービスの利用を断ち、セキュリティ環境を向上

GigaCCの導入の成果などがあれば教えてください。
機能面では、転送できるファイルの容量が大幅に増えた点や返信機能を用いた双方向のやり取りが容易になった点など、利便性が高まりました。

また、利用を開始してからの期間は短いのですが、現時点で利用者からクレームや問い合わせが入ることはほとんどありません。私たち管理部門にとっては、スムーズに移行ができたことと、運用の負荷がかからないことは大きな成果だと捉えています。

加えて、GigaCCは社内のオフィシャルなサービスとして導入しましたので、少し様子を見て問題がなければ、無料のファイル転送サービスなどにはアクセスできないようURLのフィルタリングを設定することも予定しています。それによって、無料サービスの利用などは強制的に排除することができ、取引先に対して不信感を抱かせるようなこともなくなると考えています。

今後の拡張予定と日本ワムネットへの評価・期待

今後の利用予定などがあれば教えてください。

使い勝手や機能、容量などの向上が図られたこと。そして、コンテンツ事業の拡大により、これまで以上にやり取りするファイルの容量や利用の頻度が増える可能性もあると考えています。今後、管理画面やログ情報などを分析しながら、必要に応じて利用環境やより細かな設定などをしていきたいと考えています。

また、SSOシステムの利用コストなどの関係から、現時点ではGigaCCとの連携は見送りましたが、技術的に連携は可能なので、様子を見ながら対応を検討していきたいと考えています。

日本ワムネットへの評価と期待があればお聞かせください。

日本ワムネットは技術サポート面だけでなく、当社の販売戦略に関して理解を示して柔軟な対応をしてくれました。これからも、これまでと変わらない支援を期待しています。

ネオス株式会社について
企業の様々なニーズに対応したICTサービスを企画段階から提供する「エンタープライズソリューション事業」、技術力を基盤にアプリケーションやシステムを提供する「テクノロジープラットフォーム事業」、個人から法人まで専門的な知見とクリエイティブに基づいたコンテンツを提供する「コンテンツサービス事業」という3つを軸に事業を展開。シナジーを生み出すと共に、創業当初より培ってきた「Technology」と「Content」双方の知見やノウハウを融合することで、変化の速いIT市場において常に新たな価値の創造・提供に取り組んでいる。さらに、AI、IoT、FinTech領域での新ビジネス展開により成長戦略を推し進めている。
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