「導入するサービスを検討する際に、 最も重視したのは、ファイルを送受信する際の使い勝手でした」
株式会社福岡放送
- ペーパーレス
- 大容量
- 機密情報
株式会社福岡放送(以下、福岡放送)では、大容量ファイルをはじめ、個人情報や機密情報を含むファイルを安全かつ安定的に送付するため、全社で利用するファイル転送サービスの見直しを実施。新たにGigaCCが採用されました。選定の理由と効果について詳しく話を伺いました。
住所 | 福岡市中央区清川2丁目22番8号 |
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代表者 | 代表取締役社長 廣瀨 健一 |
設立 | 1969年4月 |
資本金 | 3億円 |
事業内容 | 放送法によるテレビジョンの一般放送事業/番組の企画、制作、販売業/スポーツ、文化事業、イベントその他放送に関する一切の事業業/DVD、グッズなどの企画、販売 |
全社で利用するファイル転送サービスとしてGigaCCを導入
通常、ファイルを社外に送る際にはメールに添付して送ることが多いのですが、最近では受け取りができない企業も多く、セキュリティの観点からもPPAP(メールでパスワード付きのZIPファイルを送付)を使用しないようにしており、GigaCCはSSO(シングルサインオン)によるユーザ認証で全社員が自由に利用できるようにしており、容量などは契約の範囲となりますが、実質的な社内標準ファイル送信ツールとなっています。現在、契約容量は50GB、契約ユーザ数は250ユーザとなります。
ファイルを送受信する際の使い勝手は、導入するサービスを検討する際に最も重視したポイントでした。ファイルを送信する相手は社外の取引先やスタッフであり、初めてGigaCCでファイルを受け取るかもしれません。そのような場合でも、簡単かつ安全にファイルを受け取ることができます。マニュアルなどは用意していませんが、だれでも直感的に利用でき、ファイルの送信方法や受け取り方法がわからないといった問い合わせが入ったこともありません。使い勝手が良いという証だと捉えており、サービスも安定稼働しています。
一方、管理機能となりますが、ログ情報を見れば利用状況が確認でき、稀にデータの総使用容量が制限を超えそうになるときもあるのですが、転送されたファイルは1週間で自動的に削除されるように設定しているので、運用に関して面倒な手間もかかりません。
また、ファイルを受け渡す際の案内文を当社用に文面を修正することができるなど、ちょっとしたことですが、使い勝手の良さに繋がっていると思います。
サービスが陳腐化しないよう定期的に見直しを実施
当社では、導入したサービスの機能やセキュリティのレベルが陳腐化しないよう、定期的にサービスの見直しを図っています。今回、新たにファイル転送サービスを比較検討した結果、GigaCCを導入するに至りました。
福岡放送として全社的に利用するサービスであり、社外からも見られることになるので、運営企業の責任があいまいな無料サービスというわけにはいかないので、商用として提供されているサービスを前提に、ファイル転送サービスを比較検討しました。
選定要件としては、社員だけでなく外部の不特定多数の方にも使ってもらうサービスであることから、機能がシンプルなことと使い勝手を重視しました。
また、クラウドサービスとして、基本的なセキュリティ対策がなされているのはもちろん、安全にデータを管理するための機能や仕組みがサポートされているかも、重要視したポイントとなります。メディアとして情報の管理には、高い意識を持ち合わせているということもあるかもしれませんが、基本はメディアである前に社会的な責任を担う企業として、情報を適正に管理して、情報漏洩などの事故を起こさないようにすることがないようセキュリティ対策に取り組んでいます。
その他、細かなところではSSOへの対応なども選定要件としました。
GigaCCよりも高速で大容量データを送ることができるサービスや高度な設定ができるサービスもありましたが、オーバースペックにならず、機能とコストのバランスも見ながら、導入するサービスを検討しました。
使い勝手に加え、稼働実績やセキュリティ機能を評価
GigaCCは、実際にトライアルもしてみて、機能や使い勝手に関しては申し分なく、大手企業や金融機関などでの稼働実績も豊富で、コストパフォーマンスも優れている点を評価しました。情報漏洩を防ぐための機能やセキュアにファイルをやり取りするための対策も網羅されており、安心して利用できると判断しました。
利用が拡がり、安全性と効率化が向上
まだGigaCCを導入してから日は浅いですが、SSOに対応したことや使い勝手が向上したこともあり、以前よりもファイル転送サービスの利用は増えていると感じています。システム管理者としては、GigaCCの利用が拡大することは、業務環境の安全性や効率化が進んでいることになりますので、さらに利用が拡がることに期待するとともに、業務環境の改善に取り組んでいきたいと考えています。
日本ワムネットへの評価・期待
まだ何も決まっていませんが、活用方法も含めファイル共有サービスの導入を検討したいと考えています。
検討からトライアル、導入と、福岡と東京でリモートでの対応でしたが、日本ワムネットの丁寧かつ迅速なサポート対応のおかげで、スムーズに導入することができました。これからも、安全かつ安定的なサービスの継続的な提供に期待しています。
- 株式会社福岡放送について
- 1969年(昭和44年)4月開局。九州地方の行政や経済の中心地・福岡市(福岡県)に本社を置き、県内全域及びその周辺を視聴エリアとする、日本テレビ系列の九州における基幹局。『すべては視聴者とともに』を信条に掲げて、ニュース・番組制作・事業などの各分野において地域に密着した活動を展開。特に視聴者の暮らしと関わりの深いニュース報道に関しては、地域に密着した正確でわかりやすい迅速なニュース報道をモットーに、その充実に力を注いでいる。