「使い勝手の良さを評価しました。組織のコミュニケーション効率化や活性化につながるような使い方をしていきたいと思います」
栃木県農業協同組合中央会
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栃木県農業協同組合中央会(以下、JA栃木中央会)では、以前導入していたファイル転送サービスの使い勝手に満足できず、SHARERN(シェアルン)を導入。
その経緯やSHARERNを選んだ理由などについて、経営支援部 次長 秋間 俊宏氏(写真左)、同部 渡邉 真也氏(写真右)に詳しく伺いました。

住所 | 栃木県宇都宮市平出工業団地9番地25 |
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代表者 | 代表理事会長 国府田 厚志 |
設立 | 1955年(昭和30年)5月1日 |
従業員数 | 正職員68名、派遣職員7名、嘱託職員5名 |
事業内容 | 事業組織:総務企画部、農業対策部、経営支援部、システム管理部、システム開発部 栃木県農業協同組合中央会 ホームページ https://www.tcchu-ja.or.jp/group/ |
グループ内で文書を配布・共有するためにSHARERNを利用
SHARERNはJAグループ栃木の10のJAとの書類データを配布・共有するために導入しています。
導入当初は経営支援部で使用し、各JAへ配布する書類データをSHARERNにアップロード後、各JAよりSHARERNへアクセスし書類データの閲覧・保存を行うフローとなっています。
最近では、各JAからJA栃木中央会へ書類データを送信する場合にもSHARERNを使い始めています。

経営支援部では、現在、各JA組織へ次のような書類を配布・共有しています。
・発出文書
・会議資料
・研修会資料
・組織規定(ひな型)
ファイル送受信のユーザインターフェースがわかりやすくて、とても使いやすいと思います。
配布した文書を送った側も、受け取った側も、ツリービュー表示で見られるのが便利です。
配布した文書は階層フォルダに分けられ、一定期間SHARERN上で共有できるようにしているので、書類データを無くしたり、探すのに時間が掛かったりすることがありません。
また、その都度アプリケーションを起動しなくても、SHARERN上ですぐに内容を閲覧・編集できるのも便利です。
使い勝手の良さを求めSHARERNへサービスを変更
書類の受け渡しにクラウドサービスを利用する前、容量の大きな書類データはUSBメモリを使用して送っていました。
手間や時間がかかる上に、USBメモリの返却など物理的な管理も面倒でした。
その後コロナ禍で会議や研修がオンラインになったことで、書類データもクラウドを使って受け渡すようになりました。
しかし、以前使っていたクラウドサービスは使い勝手があまり良くなく、SHARERNへサービスを切り替えました。

特に、書類の保管領域がフォルダ階層になっておらず、書類を効率的に管理できなかったことから、文書の特定ができず、探すのに時間が掛かっていました。
ニーズに対応できるSHARERNを選択
サプライチェーン全体でのデータ配布のニーズが高まっている現状があり、より使い易いサービスを使いたいということで、いくつかのサービスを比較しました。
結果的に、次のようなポイントからSHARERNが当組織のニーズに対応できると考えました。
【理由1】使い勝手の良さ
特別なトレーニングなどをしなくても、また特別な環境がなくても、基本的な機能を直感的に誰でも使うことができる使い勝手の良さを評価しました。
【理由2】ツリービュー表示
ツリービュー表示で、階層的に閲覧したい文書を管理できるのがとても便利だと考えました。簡単に文書を整理して保管・管理できるので、目的の文書を簡単かつ直感的に探すことができます。
【理由3】コストと容量のバランス
コストと容量のバランスが良く、当組織で導入するのに適当だと考えました。
【理由4】導入実績
金融機関や公的機関での導入実績が多く、長期間提供かつ利用されていることから安心して導入でき、使い続けることができると考えました。実際、当組織での使い方を考える際、いろいろな企業の使い方例を参考にしました。
書類に関する問い合わせ量が大幅に削減され、業務効率や文書の配布業務が効率化
直感的かつ簡単に操作できるので、今までよりスムーズに文書の配布と閲覧ができるようになりました。
さらに書類データの収集機能を使うようになれば、より効率的に文書のやり取りや共有ができるようになると期待しています。
またSHARERNを使い始めてから、送った書類データが埋もれにくく、過去に送ったデータを自由に参照できる環境も整いました。
またそのことにより、「どこに文書のデータがあるのか」という各JAからの問い合わせが入ることが大幅に減り、送る側も受け取る側も業務効率が向上しました。
苦労というわけではありませんが、SHARERNはセキュリティなど複雑で細かな設定ができます。
そのため、使いながら当組織のニーズに沿って、機能や設定を理解し、思い通りに反映していければと思いますが、まだすべての機能を理解し使いこなせているというわけではありません。
その点は日本ワムネットに相談しながら理解を深めたいと考えています。
さらなるコミュニケーションの効率化や活性化に期待
現時点で書類データの配布をメインとして利用していますが、今後、コミュニケーションの効率化や活性化につながるような使い方を模索していければと思います。
サービスの契約はJA栃木中央会の経営支援部が行い、2025年4月より同部でのみ使用を開始しました。
同年9月よりJA栃木中央会のすべての部署で使用を開始します。各部署によって使い方が多少異なると思いますが、JA栃木中央会内での利用方法を標準的なものとして提案していければと思っています。
日本ワムネットへの評価
導入検討時も、導入後もわからないことがあれば、日本ワムネットが丁寧にサポートしてくれます。
また、機能的な要望があれば、前向きに対応を検討してくれるので、とても感謝しています。今後も適正なコストで、安定して信頼性の高いサービスの提供を期待しています。
- 栃木県農業協同組合中央会について
- JA栃木中央会は、会員である10のJAや連合会をメンバーとする「JAグループ栃木」の健全な発達に貢献することを目的に、農業協同組合法に基づいて設立された組織。会員の経営および組織・事業の相談支援、教育などの事業を行うほか、会員の意見を代表する役割を果たしており、JAグループ栃木のリーダー的な性格をもつとともに、公共性の強い非営利法人となっている。