現在提供されている一般的な企業間ファイル転送・共有サービスは、基本的にWEBブラウザを利用し、画面上のボタンやメニューを使用して操作できるものが多く存在しています。その場合、マウスを中心とする操作でも十分快適に利用できますが、GigaCCではブラウザ上での操作に加え、コマンドラインによる操作も行うことができます。コマンドラインツールを使いこなせばファイル転送・共有サービス活用の幅が広がり、自動化や業務効率化に繋がります。
コンピュータの黎明期には、全ての操作はコマンド入力で行っていました。当時のインタフェースは、「コマンドラインインタフェース」と呼ばれます。
GUI (グラフィカル・ユーザー・インタフェース)が普及した現代でも、コマンド入力のスタイルが消えたわけではありません。多くの企業や家庭で使われているWindowsでも、「コマンドプロンプト」を起動すれば、コマンド入力でプログラムの実行やファイル操作を行えるようになります。GUIのように直感的には操作できず、コマンドを覚えなければならないという制約がある反面、コマンドラインには、「複数の処理を一括で実行できる」「作業を自動化できる」「大量のファイルを効率的に処理できる」というメリットがあります。
コマンドラインツールを利用し、GigaCCと社内システムを連携させ、コマンドラインで操作するフローを構築することによって、さまざまな作業を自動化・効率化することができます。
例えばブラウザを利用してアップロードを行う場合、ローカル端末上から目的のファイルやフォルダを選択しアップロード、ドラッグ&ドロップによるアップロードといった手動操作が必要となります。しかし、コマンドラインツールを使えば、一連の作業をワンタッチで処理することが可能です。その際、各コマンドについてルールを指定しておけば、特定の条件に該当するファイルを一括操作することも可能です。また、連続処理のプログラムを記述したバッチファイルを作成するとコマンドの処理が自動化されます。たとえば、決まった時間になると自動でファイルをGigaCCにアップロードすることが可能です。
さらに、GigaCCクラウド上の特定のファイルやフォルダへのアクセスのためのURLを発行する機能と併用することで、発行されたURLを自動的に取得し、メールで通知するフローを構築すれば、アカウントを保持していない顧客や取引先にファイルを渡すフローを自動化することができます。毎日の発注データ、週毎や月毎の売り上げデータなど、定期的に送る必要がある作業については、このように伝送処理を自動化しておくと便利です。業務効率化につながるのはもちろん、ファイルの送信を忘れることもなくなります。
以上のようにGUIが発達した現代社会においても、業務効率化にはコマンドラインツールが欠かせません。業務の処理スピードを高めるために、GigaCCコマンドラインツールを活用してみてはいかがでしょうか。
それではコマンドラインルーツを利用した具体的な利用シーンを紹介します。
流通物流業のA社様では、ダイレクトメールのメーリング業務(企画製作から発送代行)、物流業務(在庫管理と梱包加工)を行う流通・物流業大手のA社様では、これまでメインクライアント企業との出荷実績データの送受信に利用していた既存サービスの終了に際し、高いセキュリティを保ちながらその送受信の自動化を可能とするフローの構築を、できるだけ短期間で行うことが課題となっていました。
GigaCCのコマンドラインツールを利用することにより、検証・運用開始まで、わずか10日間で自動連携フロー構築を実現され、既存サービスの終了による影響もなく、高い生産性を確保されています。
「コマンドラインツール」ご利用イメージ
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GigaCC ASP/OFFICE 機能別活用例【自動化機能編】
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シーン別活用例
利用者が多いアカウント/アクセス権設定などの管理業務を自動化することで工数の削減が可能
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GigaCCでは、その他にも様々な機能を有しており、各種セキュリティ機能や管理者機能によって、企業毎のポリシーに合わせた管理運用をいただけますので、安心して外部とのファイルの受渡し共有にご利用いただけます。
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